221013_thu_?

起きたらとても憂鬱だった。鬱の時間が増えている。

病院、行きたくないなと思いながら、軽い身支度をして家を出た。バスに乗る時、一度扉がしまったのだけど、走って近寄ったら開けてもらい、乗ることができた。これがどれだけ迷惑なことか、少ししか想像することはできないけれど、開けてもらえることはいつもではないので、ありがたいと感じる。

 

バスのなかでは、『あなたのことが知りたくて』のチョ・ナムジュの短編を読んだ。離婚の妖精というタイトルの文章のなかで、子どもを育てる女が連帯し、そして恋をしていた。なぜかこの間観た『お嬢さん』を思い出した。わたしも女性をすきになることがこれからあるかもしれない、とおもう。

 

診察では、前回と同じ先生にたまたまあたった。丁寧に話を聞いてくれる先生。生活について話すと、「脳にゴミがたまる」と二回くらい言われたのがおもしろくて、思い出し笑いをしてにやけてしまう。今年の春から、生活スタイルがお昼〜夜にかけて働き、帰宅時間が23時〜0時半になった。慣れたとは思うけれど、この時間帯ではからだが休まらず、脳にゴミがたまるらしい。その言葉はとてもしっくりきた。睡眠だけではなく、本屋というただでさえ情報が多い場所で、東京で、ニュースをiphoneで読み、毎日人と連絡をとりあう。自然と必要のない情報にも触れ、必要がないから脳のなかにあるゴミ箱に捨てられはするのだけど、掃除をする時間がない。からだのなかも、外も、ごみだらけだ。悲しくて笑ってしまう。