221203_sat_晴

最近はずっと体調が悪かったのだけど、イベント出店のために早起きチャレンジ。6時に起きる。思ったよりも体のコンディションがよくて安心した。

 

8時過ぎに本屋に着いて『ユミの細胞たち』や『梨泰院クラス』OSTを聴きながら、出店準備。時間があっという間に過ぎていき、準備がしきれずあたふた。亜衣さんに製本をお願いして、先にブースへ行った。亜衣さんは、私が雑にしていた製本のページカットまできれいに行ってくれて、きれいな本ができて感動する。わたしも丁寧に作業をする心がけがしたい。

 

ブースには、イラストレーターのカナコさんが一緒に出店をしてくれた。Shop in Shopのような形で、手前にステッカーやカレンダーを並べてもらう。全く写真を撮る余裕がなく、前から見ることができたのも一瞬が何回、という感じではあったけれど、やっぱりカナコさんの作品たちが花が咲いているようにブースを彩っていて、とても素敵だった。お会いするのは二度目で、とてもやさしく接してもらって、あたふたしている心を何度も落ち着かせてもらった。

 

想像以上の大盛況。お昼からきてくれた、著者のファン・モガさん、そして訳者の廣岡さん、加藤さん、原田さん。本を書いた人がいる、翻訳を通じて日本の読者に繋いでくれた人がいる、そしてお話をすることができる、質問をすることができるという場は、読者の方にとってどれだけ特別なことだっただろう。いつも本屋にきてくださる常連の方がとてもうれしそうにお話されている姿を横から拝見して、よかった、と思う。

 

ブースには、普段SNSを通じてあたたかいメッセージを送ってくださっていたはじめましての方や、友人がきてくれて心がずっと上気していた。本屋に常設している、みんなで韓国ドラマや韓国について書き込むノートについても「これ書いたことがある!」と言ってくださった方が何人もいて、大きなオフ会をしているみたいで不思議な気持ちにも陥った。対面ってすごい。亜衣さんが、あの一日はサーモグラフィーでみたらきっとみんな赤い、と言っていて、同感。(ずっと赤いのは、楽しいけれど疲れる。じゃあ何色がちょうどいいのだろうとかんたけど、淡いオレンジとか?中学の頃、夕方になるとぼんやり灯る校舎の外観を彩るライティングがだいすきだった。黄色や水色は温度が少し違うかんじがするしな、むずかしい。)

 

年末のご褒美のような一日だった。とても厳しいスケジュールで、亜衣さんには苦労をかけてしまったけれど、宝物みたいなzineができた。一日の時間が足りなかった分、これから未来のなかで何度も振り返って、噛み締めたい。