2022年7月〜8月/一年を終えて

 

この年記を書いている今は、1月1日の夜。お正月。今年の年始は6連休、とことん休みを謳歌したいと思っているのだけど、こんなに時間があることが久しぶりで、早速頭の中にいろいろな考えが浮かんできている。昨夜、母と話していて「大人になったね」と言われたのだけど、恐らく時間がないせいで余計なことを考えていなかっただけなのだと気づく。些細な傷や失敗だと感じていること、あれやこれやを思い出してむかついたりしている夜。ちょっとウケる。

 

7月

 

・安達茉莉子×me and you トークイベント

『毛布  あなたをくるんでくれるもの』(玄光社)の刊行記念。編集者の岡さんとも初めてお話し、素敵な人たちが集うイベントだった。イベントの中でも安達さんが「私の解放日誌」についてお話されていたのが印象的。

 

・つやちゃん×赤井浩太×韻踏み夫 トークイベント 

批評誌『ラッキーストライク』さんが企画協力してくださったイベント。批評家の本や文章にこれまで触れていなかったなかで、とても刺激を受けた。韻踏み夫さんの司会が、初心者のわたしにはとても聞きやすく、いいイベントだった。ラップに興味を持つきっかけとなった。

 

・本屋B&B 10周年イベント

武田砂鉄さんと嶋さんのトークを聞いた時間が好きだった。B&Bには「雑多」があることについて語られていた。明確な境界線がなく、雑がある場所がわたしは好き。

 

April shopの「夢の話」の展示へ、りこちゃんと。りこちゃんと初めてゆっくりお話をしたこと、ひろこさんがオープンに迎えてくださったこと、不思議な個人の夢を形にした空間のなかで、幸せを感じた。この日、亜衣さんが最後の出勤日だったので会いにいった。とてもさみしかったけれど、感謝の気持ちと応援の気持ちを自分のなかでも強くかんじた。自分の人生を、選択していくことの力。



8月

 

・前田エマ×武田砂鉄 トークイベント

 

・高松霞×文月悠光×川野芽生×桜庭一樹 トークイベント

「短歌・俳句・連句の会でセクハラをしないために」をテーマに、四人の書き手の個人的な体験や経験について、これからについて思うことをお話していただいたこと、大切なお話をしてくださったことに大きな励ましをもらい、イベント中に涙が流れた。今年、このイベントに携わることができたことが、もう一年の満足だ、そう感じた時間だった。

 

この月から、正社員になった。2019年の春に、体調や家庭の事情で会社をやめてから3年半アルバイト生活だった。後ろ盾がないなかで、時にはアルバイトを掛け持ちしながら生活を続けてきたこと。このときに自分をどれだけ褒めたかわからないけど、今のわたしからも声をかけたい。よくやってる。

 

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2022年を終えて

 

よく考えたら、この日記をスタートしたのは9月のことなので、振り返りは8月まででいいことにした。(なまけるための発想が得意すぎる!)

 

カレンダーやSNSを元にしたとはいえ、ほとんど仕事についてを振り返るような時間だった。きっとほとんどが、仕事について考えていた一年だったから。

仕事以外で去年よかったことは、父のお墓参りに行けたこと、金沢の祖父母や叔父叔母、父の恋人家族に会うことができたこと。これからは、年に一度は行けるようにしたい。

 

本屋、という場でいろいろな人と関係性を築いたり、出会ったり、そうした時間を重ねられたことは本当によかった。仕事(社会)と自分の境界線をあまり作りたくないのは、たまたま生まれた時代や国に自分の一度の人生を左右されたくないという反抗心のようなものでもあって、だから今の生活に対しては満足している部分が多い。ただすぐに体調を崩すから、健康を獲得していきたい。

 

よし、これでわたしも2023年に切り替えていけそうです。

新しい年も、どうぞよろしくおねがいします!