221005_wed_雨

今日はいつもより遅い時間に出勤。家を出るまでのんびりしようと思ったけれど、ヘアブラシや薬など、家のなかで紛失したものが見つからずに落ち込む。

 

出勤してからは、少し時間があったので棚の整理。わたしが担当している棚は、去年新しく本屋が購入したもので、ほかの棚に比べると小さくて少し使い勝手がわるい。わるいというのは、本を並べる平台部分がないことや、奥行きは深いけれど天井?が低く、本を奥までさしてしまうと暗い影ができてしまうことなど。この棚を上手に使うのが仕事。

新刊がでて、おすすめしたい本や、その本の関連本コーナーを作りたくなると、本が棚から溢れてしまう。だけど今は溢れで返品する本について熟考する時間もなく、スペースを作るという荒い作業を行った。リトルプレスは入っている箱を出して、空いた場所をつかって別のコーナーを作る。見やすさは増えたかな、小さく満足。

 

夜、イベントの配信業務を行っていたら仕事でお世話になっている方から連絡をいただく。私が人生で最初に働いた本屋のアルバイト、面接を担当してくれた人。Yさん。Yさんの面接は二時間くらいかかって、だけどすごく楽しかったことを覚えている。今はYさんも違う仕事をされていて、だけど同じ業界なので時々ご一緒することがある。連絡の内容は、私との仕事のやりとりで、良いとおもったことを褒めてくれるものだった。すごく、すごくうれしかった。それはとても些細なことだったけれど、自分と本の世界をつなげてくれたYさんに褒めてもらうこと、かつての上司がいまもそう気にかけてくれることがうれしかった。胸がいっぱいになる。イベントもつつがなく終わった。

 

帰りに、アイスを買った。毎日食べていたアイス、いまはダイエットをしているから食べないようにしている。だけど今日は、なんとなくいいかなとおもった。このなんとなくは、言葉で残したくないような気持ちかもしれない。