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生理直前、ということもありからだのすべてが重い。途中だった『エージェントなお仕事』を観て、それ以外はずっと寝ていた。約束していた母に連絡をすることもできずに罪悪感。

 

夕方から徐々に回復して、シャワーを浴びて映画館へ。まいちゃんと『ブラックパンサーワカンダフォーエバー」。癌で亡くなった、ティ・チャラを演じたチャドウィック・ボーズマンへの追悼。観る者が失ったチャドウィックとの向き合う時間を物語と一緒に与えてくれるような、現実との境界線が不思議な映画だった。ティ・チャラの妹、シュリや母親、オコエ、そしてナキア。身体的な強さとテクノロジーを生み出す頭脳、力を持っている女たちも最高で、いつの間にか涙止まらず。

ワカンダ王国の支部がマリにあったり、アフリカを植民地としていたフランスとの場面、スペインの流行病や侵略、黒人を奴隷にしてきた白人への風刺が描かれていた。これまで、MCUで一番好きな作品はアイアンマン、と挙げていたけれど並んで好きな作品になったとおもう。アイアンマンが好きな理由はMCUのはじまりであること、ロバート・ダウニー・Jrの依存症からの再起作品となり、アイアンマンと俳優の人生が重なっていることが大きいのだけれど、このワカンダフォーエバーにも現実の痛みに対する問いかけ、寄り添いがあったこと。私にとって、MCUが特別である理由だったとおもう。