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昨日は雨が降っていて、気分も重くて、でかける支度をしたけれどすべて諦めて寝ていた。この休みの間にやらねばならないことがいくつかあり、本当は分散させたかったのだけど、全部金曜日にやろうと決めて。

というわけで、今日は早起きをして気合い。先日神経内科で書いてもらった傷病手当の書類に不安があり、病院に行って待つ。診療開始時間に行ったけれど、すでに受付をすませて待っている人がほとんどだった。「一時間半くらいお待ちください」と言われ、しくじったなと思いながら心を地味にして待っていると、意外にはやく呼んでもらうことができた。今日診てもらった先生は、とても丁寧に診てくださるので恐らく人気の先生。やっぱり、先日書いたような口調が恐くて早口な先生よりも、ゆっくり丁寧に話してくださる先生の人気があるのは神経内科としてもっともなのだろう。私もこの先生を前にすると、自分の話したいことをゆっくり頭のなかで整理しながら、焦らずに話すことができる。そうした会話ができることは大切だ。

 

不安だったことが解消されて、だいぶ軽やかな気持ちで経堂へ。今日はりこちゃんと韓国料理屋「モゴ」でお昼ご飯を食べる約束をしていた。時々、本屋にも遊びにきてくれるりこちゃん。2021年の韓国ドラマフェアか、私が寄稿した記事だったか、そのことをきっかけに友人になった。韓国ドラマがきっかけで仲良くなった人は本当に多い。

経堂にくるのはいつぶりだっただろう。のんびりとした商店街、そのなかで時代の新しさを感じるような飲食店がいくつかあって、いい匂いがして、とてもいい街だった。モゴはそのなかでもひときわかわいい建物だった。

注文をして、86年のBRUTUS「ソウルが呼んでいる!」をりこちゃんと眺める。ソウル特集の前のページが、バブルを感じる時計などで白黒ページなのにギラギラしていた。そしてソウル特集自体は、まだ韓国との文化交流が盛んではないような異国感があって、世界の都市、という位置づけで紹介されていた。そのタイミングでマッコリが届いたので、雑誌をとじて乾杯。久しぶりのマッコリ、幸せを感じる。

わたしは「キムチチム」を食べた。乳酸菌を感じるすっぱめのキムチと、ジューシな豚のスペアリブが煮込んである。思い出しただけで、お腹がすいてのどから変な音がでそう。夢中で食べて、スペアリブは骨にかじりついて、スープは少しごはんにもかけて食べた。ああ、おいしい。つけあわせのおかずもおいしかった。やっぱり、食べるために生きている、と思うよ。


食べ終わったあとは商店街をのんびり歩いて、駅でお茶をした。りこちゃんは私よりも10歳ほど若く、やりたいことがたくさんあってとても素敵な人。さとみさんも、やりたいこと全部やりましょう、と言ってくれたことがとてもうれしくて、その心意気で生きていきたいなと最近思っている。

りこちゃんと別れた後は近いことに気づき、エトセトラブックスへ。母フェアがすごくよかった。角田光代の小説と漫画を買った。店では新しい展示がはじまろうとしていた。


それから下北沢を乗り越えて、地元方面に戻ってピルを購入。ピルを再開して二ヶ月が経ったが、お腹の調子がだいぶいいので、これはもう続けるしかないんだろうな。
最近髪色を変えたので、キープするための紫シャンプーを買い、住民税と電気料金、ガス料金も払って、やることやったかな、今日は。とにかくキムチチムがおいしかったので、寝る前にその味を思い出しそうです。