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ひどい頭痛で目が覚めた。睡眠導入剤を切らしてしまって、離脱症状だったとおもう。目を閉じるといろんな色の模様が咲いていて、ああもうだめだと感じる。死ぬときは、もしかしたらこれくらい目がまわるのではないか、そうだとしたらすごく嫌だと思いながらやり過ごす。10時に開店する薬局に痛み止めを買うためにでかけようと、コートを着たらポケットに痛み止めがはいっていた。なんだ、明け方からずっとがまんしていたのに。

 

腹痛はしない。昨夜、白米しか食べず、朝も食べていないからだろう。やっぱり食事をすると腹痛になるのだと仮説を立て、ひとまず食べるのをやめることにする。そうしたらお腹がすいて苦しくなってきたので、亜衣さんが買ってくれたコピコを口にいれた。おいしい。

 

午後、支度をしてメンタルクリニックへ。今週は病院通いばかりだ。だけど体に出ている不調を、一気に整えるチャンスなのかもしれない。やっぱりお腹がすいたので、スーパーでおにぎりを買って食べる。腹痛になるのがこわくて、ゆっくりゆっくり噛んだけれど、食べるとどんどんお腹がすいてきて最後はいつもの軽い咀嚼で食べてしまった。おいしいわかめおにぎりだった。

 

木曜日のクリニックは院長とゆっくり話を聞きながら問診してくださる先生、二人体制なので混むのは知っていた。番号札をもらって、駅前の本屋、そしてカフェへ。なんとなく、メンタルの調子はだいぶ回復してきたと感じる。待ち時間は一時間くらい、と言われていたのでクリニックに戻るとまだまだ混んでいた。椅子に座って、本を読む。いまは本を読む速度が一番落ち着くと感じる。

 

ようやく呼ばれたのは、受付をして三時間近く経っていたとおもう。先日産婦人科と消化器外科でした説明をしようと思ったけれど、うまくできなかった。病院に行った回数が増え、経緯が長くなってしまったからだとおもう。昨日観た韓国ドラマで、緊張する相手に対して目を見て話すことができなかった人物を思い出した。わたしも緊張すると全く言葉がスムーズに出てこない。

 

それでも、大事なことは全部話そうと、点と点になりながら話すと、先生は慣れているように必要な問診を行ってくださった。はやく診察を終わらせたいという流れを感じない先生なので、こちらも安心してたどたどしく話すことができる。結果、ストレスによる腹痛を考えるより、まずは産婦人科の結果を聞くことが大切だとひとつの答えをもらう。ストレスが原因だ、と先走って安定剤を増やしたらごまかすだけになってしまうから、とおっしゃってくださり、本当に、その通りだ、と信頼したい先生に診てもらえたことがうれしかった。

 

帰りは、デパ地下で少し高いレトルトスープを買って帰宅。白米をいれて食べた。

 

友人が先日撮ってくれた写真や、一緒にみた景色の写真を送ってくれて、その写真から漏れ出てくるその日の空気に驚いた。匂いは一瞬で記憶を呼び覚ますけれど、写真で五感が記憶を思い出したのは、もしかしたら初めてのことだったかもしれない。

 

日記と写真、両方を残すことができたら過去と今の自分がどのように繋がるのか、少し試してみたいとおもった。