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最近は韓国ドラマばかり観ていたが、調子が上向きになってきたようで本も読み始めた。読み途中だった、多和田葉子の『太陽諸島』。『地球にちりばめられて』からの三部作で、とても好きな話。しかし様々な言語を話す登場人物たち(すべて日本語だけれど)の言葉には独特のリズムがあり、なんとなく一気に読まないと落ち着かない。だから太陽〜の最初から読み直しはじめた。

 

夜も眠れないので読んでいると、インドの国旗の話から綿にまつわる強制労働の話になり、心が苦しくなって閉じてしまった。昔、イギリスの植民地だった頃、インドの国旗の真ん中には糸車が描いてあったそうだ。自分たちの手で糸車から糸を作り、製品まですることを一貫して行うことで、イギリスの機械文明に対抗し、独立への意志を象徴する物としてガンジーが提唱したそう。きっと明日続きを読むので、ひ弱な自分の話の続きをして眠気を引き出そうとおもう。

 

・小学校

自律神経の調子がよくなかったので、遠足や修学旅行でも体調の悪さを発揮した。銚子の醤油工場では、バスの酔いと醤油の匂いで吐き気がとまらなくなり、一人バスで留守番をしたり、修学旅行か何かの旅行でも胃腸の調子がわるく、部屋で寝ていた。なんというか、ここぞというときに、特に体調を崩した。高学年になってからはほとんど不登校だったので、家では元気だったとおもう。

 

先日、鍼灸の先生と話したいわく、大人になってからわたしのような症状を訴える人間(どの病院でも大きな不調はないのに、腹痛や頭痛に悩んでいる)は子どもの頃からそういう体質であることが多いらしい。そしてそれは多数派がつくった社会が合わないということなので、自分主体の仕事や生活を選ぶと良いとアドバイスをもらった。そんな簡単に生活を変えられるような懐状況ではないし、現実との折り合いが...と思ったけど、一理あるなとも思っている。

 

また、続きで10代の頃に悩んだ摂食障害や20代でかかった適応障害など、書けたら書きます。