221209_fri_晴

早起きをした。仕事の前に、病院に検査の結果を聞きに行くこと。ようやくだった。病院のホームページにあった受付時間に間に合うように家を出る。

 

病院に着いて、もしかしてはやめに着いたかもしれない、と入り口から入ると、すでに待合室には座りきれない人の数。15人くらいはいたとおもう。そこで思い出した、そうだ、受付時間の前にも記帳することができるのだった。。。20分くらい立って、受付してもらうのを待つ。前に呼ばれていく人たちの診察の待ち時間を聞いていると、三時間、四時間は待ちそうな気配。これでは遅刻確定だ、どうしよう、そして今日もお腹が痛い。。と腰をまげていると、受付の方が「体調悪いですか?」と声をかけてくださった。素直に「はい」と答えると、順番の合間に診てもらえるように調整くださるとのこと。驚いてしまった。その方はいつも受付にいるスタッフの方で、おそらくベテランさん。新しく入社したと見受けられる隣のスタッフに仕事を教えながら、次々と重なる問い合わせに答えつつ、

患者さんのカルテを見ながら順番の調整をしたり待ち時間を伝えている様子をみていた。そんななかで、腰を曲げて体調を悪そうにしているわたしにまで気づいてくださるとは、すごい。職業は違うけれど、人に接する仕事、というのは一緒だ。感服した。

 

早々に呼んでもらい、診察室にはいると「検査結果は問題なし」と言われる。うれしいのだけど、これでは治しようがない。「でも、先日内科のCTで、子宮が腫れていると言われたんです...」と伝えるも、前回超音波でもよく診たけれど、問題はないよと言われる。先生も、お腹が痛いのに解決できなくて申し訳ないのだけど、と申し訳なさそうな顔をしていた。わたしも、「ひとまず産婦人科的には問題ないということですね」と納得の様子をみせて退出する。少し困ったな、とおもう。そして仕事までまだ時間があることを確認して、もう一度気が合う内科に相談にいくことにした。総合病院に紹介状を書いてくれた内科に、診察の結果を送ります、とクマみたいな先生が言っていたのを思い出したから。

 

内科に着き、先生に一通りの結果を話す。すると、もう一度お腹を診てみよう、と触診してもらった。「ぽんぽん」とお腹を叩きながら、だいぶ膨張していることを知らされる。そしてわかりやすく説明をしてくださった。おそらく、食べ物を消化する胃、そして腸への伝達がうまくいっていないから、「胃を動かす作戦でいってみよう!」と言われた。結構真面目な表情、仕草の先生だったので、面白くて楽しい気持ちになった。先日診てもらったのは別の先生だけれど、この病院の先生はみんな楽しい。子宮が腫れているといわれたので産婦人科で伝えると問題ないと言われたこともちょっと困惑していることを話すと、「腫れているけど、正常の範囲内ということだとおもうよ」と翻訳してくれた。気になることをすべて聞くことができて、安心する。薬局で胃腸の薬をもらって、仕事に向かった。

 

久しぶりの仕事、やっぱり本屋は落ち着くなと感じる。今日はme and youさんと脇田あすかさんのトークイベントだった。タブルNさんのサポートのもと、久しぶりの仕事を無事に終える。She isの頃からファンだったお二人の場所であるme and you、その初めての本について、ブックデザインを担当した脇田あすかさんとお話いただけたことが本当によかった。

 

最初は冊子をつくる構想だったところから、思いを本していく上でどのような過程があったか。脇田さんが、様々な思いを本に反映していくデザインのお話。どんどん惹き込まれた。わたしも本屋で買って、ずっと大切にしたいとおもっていたけれど、本作りについて知ったことで、より大切に持ち続けたい一冊になった。ソフトカバーよりはしっかりとしていて、ハードカバーよりはやさしく片手でも持ちやすい表紙。左右で書体が異なるノンブル。二本のしおり紐は、だれかと読書を共有することもできる。心がわくわくした。

 

帰宅して、Nさんが買ってきてくれた韓国チキンのハンバーガーを頬張る。この数日、ご飯を食べると腹痛になる、とお米しか食べていなかったので、食欲の限界だった。マスタードが効いていて、本当においしかった。どこも異常がなかったのだから、きっと気からの病、ストレス。土日は思いきりリラックスしよう、と就寝。おやすみなさい。