221214_wed_晴

ちょうど、ピンク色のパンツとスウェットがあることに気付いた。あまりセンスのある組み合わせではないよなと思いながら、全身ピンクになったらどうなるだろうとやってみることにする。一緒に働く人の目がちかちかしたら申し訳ないなと思いつつ、服なら大丈夫かな?とそのまま出勤した。外見にまつわる全てが自由な職場で本当にうれしい。家を出ようとすると、慌てて頼んだピンクカラー用のシャンプーが届いていた。次に髪を洗う時から使おう。

 

夜はatmosの創業者、本明さんと編集者の小池さん、聞き手はケトルの皆川さんのイベントで配信の仕事。好きとビジネスは両立できるかというトークテーマで、とても興味があった。本明さんの、人生は一度きりだから好きなことをしたい、というお話。その考え方はご家族の死による別れを経験していることが根底にあることをうかがい、自分と重なる部分を感じた。

 

最近、ワークショップの最終回で日記文通を行った際、松浦さんの日記を読んで思い出したのだけれど、私には「伝えたいことは、なるべく伝えたいと思ったときに伝える」という信条がある。これは父が亡くなったことや、様々な別れを経験したり、聞いたりしたなかで段々と自分の人との関係のなかで大切なことになった。どんなに素敵な印象を受けたり、やさしさを感じても、相手がそのことを知らずにいたらとても寂しい。目の前にいる人は、この瞬間が終わったら、目の前にはいない。だからなるべく、特に良いなとおもったことはすぐに伝えるようにしている。昔はそのことを意識的に行っていたからこの信条も定期的に思い出していたのだけど、最近はおそらく自然にできるようになったので、忘れていたなとうれしくなった。

 

帰宅後、『エージェントなお仕事』の最終話を観る。(最近韓国ドラマのことを日記に書くのを忘れて?いた...)以下、ネタバレがあります。

==

 

俳優の所属する事務所を舞台に、マネージャー達の奔走が描かれた全12話のドラマ。何も考えずに観ることができるお仕事ドラマという雰囲気だけど、視聴者を鼓舞するような演出や物語ではないな、と感じて観ていた。それよりも、恐らく現実に近いマネージャー達の目まぐるしい忙しさ。毎日を噛み締めるような時間はなく、次から次へ問題が降ってくる様子がもしかしたらリアルなのかもしれないと感じる。自分が担当する俳優が少しでも売り出されるように、輝けるように、ライバルを蹴落としたり、嘘や誇張表現で既成事実を先に作ったりする。倫理的にどうなんだ、と思いながらも、とても人間味に溢れた人の描き方でもあった。完璧な人は一人もいない。欠けている部分を持ちながら、それでも同じ方向を目指すこと。他者と協力すること。最近の自分の考えと重なる部分もあり、心に沁みるというよりは、一緒に併走してくれるようなドラマだった。途中のコメディ要素は面白すぎてたくさん笑ったな...

 

名古屋には韓国のアーティストたちのイベントで『還魂』のイ・ジェウクやファン・ミニョンがきていたけれど、チケットを手に入れることができなかった、本当に辛いのであの世界はマルチバースの日本なのだと、精神に境界線をひいています。はやく週末にならないかな、最新話が楽しみ。