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近くに住んでいるのに、久しぶりの地元へ。コンビニのオーナーが、私が中学生の頃と同じ人で驚いた。あまり変わらない雰囲気。ふざけてばかりいた中学時代、もしかしたらコンビニの前でいつまでも話していて、怒っていただいたこともあるかもしれない。私のことを覚えているだろうか。恥ずかしいから、オーナーのレジにあたらないといいな、とヒヤヒヤ並んでいたら、同じ名字のバッジをつけた人のレジだった。とてもハキハキと話し、接客が丁寧。もしかしたら娘さんかもしれない。

 

役所で自立支援の書類を受け取り、不動産屋でアパートの保険の更新手続き。そして母とお茶をした。話しながら、母が「手の力が弱まって利き手の爪をうまく切ることができない」と言うので、爪をみると伸びていた。カフェのなかで切るというのはマナー的にどうなのかな、と思いながら紙を敷いてこっそり切る。子どもの頃はわたしが爪を切ってもらっていた。人はこうして生まれ、老いていくのだと感じる。一人暮らしの母との時間はなるべく大切にしたい。別れるときはなんだかとても寂しかった。

 

そのまま下北沢へ向かい、仕事。途中で「どんぐりくき」の会に行かせてもらう。結構列ができていて、日が落ちて暗いなか、そして冷たい冬の空気のなか、子どもたちは元気いっぱいにお客さんの対応をしていた。地面には足のイラストが描かれた紙が貼られていて、ここに並んでくださいとアナウンスしている。すぐに仕事に戻らねばならず、Nさんが保育園の先生に事情を話して、一足はやく「どんぐりくき」をもらった。子どもでも調理ができるような火を通さないクッキーのような形状で、やわらかい。本屋に戻って、一口で食べる。昔、小学生の頃に食べて今も頭から離れていない、どんぐりの風味がした。

 

追記

 

思い出した。夜、閉店の準備をしていたら(恐らく)胸筋がつった。痛みがどんどん増して、もしかしてこのまま倒れる?!と焦ったのだけど、ちょうど目の前にいた散歩社のYさんが、氷で冷やすといいですよ、ととても冷静にアドバイスをくださった。こういうとき、こうして冷静に接してもらうと、自分の極度の不安や恐怖が、実はそんなに大きなものではないのかもしれない、と落ち着くことができる。初めての痛みにパニックになりそうだったので、冷静な言葉をかけてもらって、とても安心した。ちなみに氷で冷やしたら、段々と痛みが緩和していき、気持ちがよかった。

もしかしたら、その筋肉の部分はイベントの設営時に使っているのを感じていたので、いつもいきなり使うことが問題なのかもしれない。寒くなってきて、からだが固まっているし。体が老いてきているので、こうして体調を分析することはとても大切だ、と最近感じている。