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すごい。ポテチを二袋食べた。今日はコンビニで食料を調達して、できるだけ寝るぞと意気込んでいたのだけど、そういう日はだいたい一袋ポテチを食べる。休みの日の最強の気分を味わいたいから。でも、午後と夜に二袋食べた。さすがに食べ過ぎだとおもうし、自分のからだを心配したほうがいいかもしれない。

 

今朝は、起きたらTwitterのスペースでめぐちゃん(『おいしいが聞こえる』のひらいめぐみさん)が家族ではじめた朝礼を配信していて、わわっと聞いた。お互い、今日は何をするのか、そのことに対しての興味と質問、それから自分の番になって予定を発表する。とてもよかった。最近、家族のルールとか、内輪の共通語とか、そういうものにであうことが多く、憧れていたのもある。

 

『1日1アイデア』の高橋晋平さんは、家族語でお米を「よね」と呼んでいるそう。喧嘩をして、シリアスなときも「よね炊けたよ」とか言うので、家族の空気がやわらぎやすいという話を、先日のトークイベントでお話されていた。

 

また、子どもがうまれたばかりのお家に遊びにいったら、子どもの存在によって新しく生まれた生活の業務を、仕事のように週間のチェックリストにまとめて家族で管理している様子をのぞいた。とてもよさそうで、感動して、見せてもらった。家のなかも、ちいさな社会なのだと実感する。そして子どもにとって、初めてであう最小単位の社会が家であることを考えると、こうして運営の工夫がされているところを感じられるのはすごく安心に満ちるのでは。わたしが子どもだったら、すごくうれしいとおもう。

 

朝礼。わたしもやってみたいなと思いつつ、表明する相手がいないような気がする。対自分に行うとしたら、きっと三日坊主的な飽きがきちゃうだろうな。

 

最近日記を書いていないのだけど、書きたいことはたくさんあるような気がする。

 

・赤ちゃんに会った。この世界にうまれてくれることを楽しみにしていたので、本当に会うことができたこと、とてもうれしかった。足の裏も、ほっぺも、つるつるしていた。ミルクをあげさせてもらった。大きな椅子に座って、「こうして抱っこするかんじ、ここで支えて」と教えてもらいながら、抱っこ。哺乳瓶を、どれだけ傾けていいのかもわからず、不安になりながら、飲んでもらえる様子をみていた。ごくごく飲む。途中から目が半目になってきて、少し寝ているようだった。それでもミルクは飲む。吸いつきが甘くなったら、お母さんが「ちょっと引っ張るとまた吸い付くよ」と教えてくれたので、ひっぱってみる。そうしたら、寝ている様子なのに、ものすごい強さで吸いついてくる。こんなに小さなからだで、口で、それなのに力強くて驚く。

わたしは相当緊張していたようで、少しでもからだの位置を変えたら赤ちゃんが不安になるかもしれないと、一度決めた膝の高さをおろすことができず、かたまっていた。ちょっとぷるぷるしてしまって、恥ずかしかった。

飲み終わって、少し起きて、げっぷをさせるためにお母さんが立って抱っこをした。すると、閉じていた目がぱちくりあいて、とてもうれしそうに笑う。満足で、気持ち良くて、こんなに幸せなことはないんだぁ、という顔だった。こちらも幸せで、気持ち良くなった。

後日、職場のMさんが教えてくれたのだけれど、このくらいの赤ちゃんは目はぼやけてしか見えていないけれど、五感が大人よりもずっとずっと研ぎ澄まされているらしい。だから、たぶん大人が感知できないものも、みたり、感じたり、触ったりしている。そして、そこから段々、日常では使わない感覚を落としていくのだそう。

赤ちゃんの横にいると、その目線の先が気になって、動きが気になって、いつも見ている世界が新しいもののように思えた。子どもと暮らすって、そういうことなのだと想像している。自分もかつて子どもだったのに、また生まれなおすように。

 

・3/8は、偶然多くのエールをもらった日だった。本屋でも置いているリトルプレスの著者、Oさんがきてくださり、初めてお話する。大阪で、もうひとり仕事でお世話になっている方がいるのだけど、Oさんとご友人同士で、わたしの話をしてくださったことがあるらしい。応援している、といってもらった。短い会話だったけれど、胸のなかが熱くなり、ほんとうにうれしかった。それから、私は女の人にはたくさん応援してもらうけど、男の人はほとんどいないな...と気づいて複雑なきもちになった。面倒な人間だと思われているんだろうな、とか勝手に悲観的なきもちになる。そんな気持ちで過ごしていたら、夜本屋にきてくださった、憧れの男の方に、「舟喜さんの生き様は文学だよね、そういう人が働いている本屋ってすごくいい」(驚きすぎて、後半心が浮いてしまってちゃんと聞いていた自信がないので、もう少しちがうニュアンスだったかもしれない)と声をかけていただき、本当に驚いた。こんな褒め言葉は信じられなくて、わたしの生き様が存在していてもいいのだと、勇気もよろこびも、がんばる力も、たくさんもらった。絶対に忘れないように、心に刻みたい。男の人に避けられがちなところは今後もあまり変わらないだろうけど、今日こんなに肯定してもらえたから、もう気にしない。