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最近、日記を書きたい気持ちが募っていたのだけれど、夜は力尽きてしまって、なかなか書くことができなかった。書きたかったこと(忘れたくないこと、言葉にしたいこと)もだいぶポロポロと記憶からこぼれていってしまっただろう。

 

ポロポロといえば、おさかなシール事件。今日のことではないが、数日前に朝起きたらベッドから落ちたiPhoneのクリアケースがはずれていた。数年前に100円ショップで買ったもので、ボロボロなのだけれど薄いiPhoneを守ってくれていた。最近はフリペを作ったときに余ったおさかなのキラキラしたシールをたくさん貼っていて、ブルーの本体に魚が泳いでいるみたいで、夏らしくてとても気にいっていた。その上に、ピストジャムさんにいただいたステッカーも挟んでいた。だからクリアケースをはめなければと思ったが、寝起きで目もあまりよく見えず、仕事にいく前なので探す時間がなかった。どこに行ってしまったのか、ひとまず今日はケースなしで過ごそう!と思ったことが、大失敗だった。元々剥がれやすいぷっくりとしたシールで、iPhoneの熱のせいか、シールは気付いたらポロポロと少なくなっていく。15くらい貼っていたシールが、仕事が終わる頃には3つになっていた。あまりにも軽く、小さく、どこに行ってしまったかもわからない落ちたシール。おそらくカバンの中や、本屋の床などに落ちているのだろう。悲しかったけれど、仕方のないことだと諦めた。家に着くとケースはすぐに見つかって、本当に残ったわずかなシールたちを保護するようにiPhoneにはめた。ちなみに、クリオネのシールだけケース本体に貼っており、そのシールたちは根気強く張り付いていたので海の感じ、夏らしさは少しだけのこった。

 

今日は休みで、引越しをした本屋の先輩の荷解きを手伝いにいった。段ボールにしまってある本を出して木箱にいれるだけの作業だったので、手伝いというよりは先輩の本に触らせてもらえるなんてうれしいってかんじの時間。イベントの仕事の比重がおもくはなっているけれど、これでも書店員なので本を触る時間がとても好きだ。最近はなかなかゆっくり棚をみたり触る時間もないけれど、棚卸しがあったりして普段よりも本に触れている。なんだろう、独特の落ち着くかんじ。本を触って、整理したりしていると無心になることができて、ただ本だけが目の前になって、とても落ち着く。この時間はとても大切だと感じる。先輩の本のなかには星の本も多くあり、星座の見方を教えてもらった。方角を考えるのが苦手で、星には興味がなかったけれど(あと宇宙がこわい)すべての星はいずれかの星座に所属していること、双眼鏡をつかうとよく見えること、星座は星の地図と教えてもらって、ちょっと興味がわいた気がする。双眼鏡がちょっと欲しくなった。自分の目では見ることができない世界をもっとみてみたい。最近、家と下北沢の往復ばかりで、仕事のことばかり考えていて、本の世界は広いはずなのにとても狭い世界で生きているから。普段行かない街に行くだけでも、自分が知らない場所がこんなにある!って元気になるのだ。

 

帰り道、お子さんの保育園のお迎えにも連れて行ってもらった。久しぶりに会ったら、顔立ちが赤ちゃんから少し子どもらしくなっていた。成長は本当にはやい。しかしお母さんというのは24時間働きっぱなしで、子どもを育てることの大変さを心に刻む。わたしもいつか母親になれるのだろうか。もし子どもがうまれたら、手伝うからねといってくれる先輩の言葉がうれしかった。

 

帰ってきたら暑さで眠くなって、夜まで寝てしまった。起きてNetflixの『マスクガール』を最後まで。結構苦しかったけれど最後まで観てよかった、とおもう。