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今日はまたもや体調を崩し、一日寝込んでいた。ちょっと免疫が落ちすぎているかもしれない。下痢と疲労があいまって、だるくて動けなくなってしまった。自覚しているストレスも、しばらく続いている。元気になりたい。

 

先週の15日は、Iさんが観たいと言った『エドワード・ヤンの恋愛時代』をみた。気になる監督だったけど、観たことがなかったし、映像が美しいようだったので、誘ってもらってうれしかった。

 

日比谷シャンテ。豪雨、と呼んでいいほどの勢いのある雨が降ってきて、先に車から降ろしてもらった。Iさんは駐車場に行ってくる、と言ってしばらく帰ってこなかったので、チケット売り場の前で待ちながら雨をみる。映画が終わって、地上に上がってきたおばちゃんに「えぇ、雨すごいね?!どれくらい降ってるの?」と聞かれ「20分くらいですかね」と答えた。おばちゃんはどうしようかしばらく悩んだ挙句、斜め前のファミリーマートで傘を買うことを決断したらしく、走っていった。Iさんは30分くらいしてからようやく戻ってきて、雨や雷にやられてしまったのではないか心配したので安心した。

 

エドワード・ヤンの恋愛時代』は「急速な西洋化と経済発展を遂げる1990年代前半の台北。モーリーが経営する会社の状況は良くなく、彼女と婚約者アキンとの仲もうまくいっていない。親友チチは、モーリーの会社で働いているが、モーリーの仕事ぶりに振り回され、恋人ミンとの関係も雲行きが怪しい。彼女たち二人を主軸としつつ、同級生・恋人・姉妹・同僚など10人の男女の人間関係を二日半という凝縮された時間のなかで描いた本作」(公式ホームページより引用)ということで、時代の変化を感じながらも、まっすぐ本能的に生きる若者たちが描かれていた。とても喧嘩をするし、だから感情を表に出すし、そのなかでも優しさと相手への思いやりをもち、思慮深いキャラクターであるチチは"自分の意見がない"ことに悩んだり、困ったり、そのことについて咎められたりしていた。二日間という時間ではあるが、他者との会話やハプニングのなかで自分の道を探していく登場人物たちはとても人間くさく、いい映画だった。誰もが困る、大雨に取り囲まれた映画館でみるということも詩的だった。少し秋を感じた。

 

夕食の前に、コリドー街を歩きながら様々な飲食店の存在に驚く。10代の頃、クラブで働こうとし、面接にきたことが数回あるなどのエピソードを思い出したけれど、特に話さなかった。水商売挑戦記の話はいくつかあるので、いつかどこかに書こうか。

 

焼き鳥を食べて、家まで送ってもらう途中で寄り道をし、Iさんとは恋人になった。公開している日記に書くか悩んだけれど、この日に観た映画のことなど正直に書きたいとおもうと、こうした日記になった。寄り道の話とか、感じたことも覚えて言葉にしておきたいけれど、それは自分の心に留めるのが良いかなとおもう。

 

自分が自分のことを大切にすることと向き合うようになって、私よりも私に優しくしてくれるIさんに会うたびに驚き、わたしもこんな風に他者や自分を思いたいと思うようになった。そんなあたたかさに満ちた人。Iさんだけではなく、最近一緒にいてくれる家族や友人たちは、みんなそんな優しさがある。

 

母が33歳のときにわたしを産んでくれた。昨日、18日にわたしも33歳になった。母が母になった年齢に追いついた。そんな今、まっすぐに日々が幸せでうれしい。

 

ケーキは日持ちしないかなと思って、と大きな箱のチョコレートをもらったので、チョコレートをたくさん食べた誕生日だった。はやく健康になろう。免疫と体力強化。